はじめに
- android版kindleアプリにアシストリーダーという読み上げ機能がついていた。
- けっこう前からあったみたいだけど迂闊にも気づかなかった。
- 使ってみて感じたところを覚え書きとしてまとめてみる。
使い方
- kindle本を開いて「Aa」→「その他」→「アシストリーダー」をオンにすると使えるようになる。
音声の変更
- 「androidの設定画面」→「ユーザー補助」→「テキスト読み上げの設定」→「優先するエンジン(歯車マーク)」→「音声データをインストール」→「日本語(日本)」→「音声(1~4を選択)」で音声を変更できる
操作性
- これまでkindleで読み上げたい場合はtalkbackを使っていたけどそれに比べると断然操作しやすくなった。
- 読み上げる箇所をハイライトしてくれる。
- moon+ reader pro(以下moon+)は文単位だけどアシストリーダーはもっと短く処理されて見やすい。
ルビの読み上げ
- 読み上げは親文字のみ。ルビの読み上げはできない。
- kindleにはルビで拗音を無視するものも多いため親文字を読み上げる方がいいんだろうけど、青空文庫のテキストはルビが拗音になっているし当て字も多いのでルビを読んでくれた方がうれしい。
- その点、青空朗読はちゃんとルビを読み上げてくれるので聴きやすい。
読み上げの問題点
停止問題
- 間を取りたい箇所で「▓。▓。▓。」を入れていたりすると停止してしまう。普通に改行にした方が良さそう。
- 他にも読み上げが停止してしまう場合があって原因はよく分からない。
間の問題
- 読み上げファイルの文中に「-」を入れて読み上げのトーンを調整しているけど、その箇所で間が取られる。削除した方が良さそう。
半角英数字の小数点
- ちゃんと読んでくれない。
置換機能
- 人名とかで間違って読む単語が頻出する場合に moon+ のように置換機能があれば便利だけどそういった機能がない。
- テキストファイルならテキスト自体を変更しなくてはならない。
テキストファイルの取り込み
- テキストファイルは send to kindle で送ればドキュメントとして kindle で開くことができる。
- 書式が横書きになるけど読み上げには関係ない。
- テキストファイルを送った場合改行が失われることがあるようで、読み上げの際につながって聞こえることがある。そのため文末には句点を打って明確に文末であることを示した方が良さそう。
- moon+ reader pro(以下moon+)の場合はUSB経由でテキストファイルを送れ、ファイル削除もアプリでできることを考えると kindle でテキストファイルを扱うのはちょっと面倒。
ハイライトについて
- 読み間違い箇所をハイライトしておけば外部に出力できるので置換リストに反映させることができる。
- moon+ のマークの出力はテキスト形式なのに対してこちらはhtml形式。
- moon+ がマークを一括削除できるのに対してアシストリーダーのハイライトは一つずつ消していかなくてはならないのが面倒。
まとめ
- やはりまだ moon+ の方がなにかと便利で今後もメインは moon+ を使うことになると思うけど kindle本がそのまま読み上げられるのは魅力的で可能性を感じる。
- 青空文庫でダウンロードしたテキストを加工して kindle に送ってアシストリーダーで読み上げることが出来たらうれしい。

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