青空文庫に道化芝居をアップロードしました。
転向してからずっと鬱屈を抱いている元左翼闘士の山田の元を、かつての弟子で癩病を患っている青年、辻一作が訪ねてくる。山田と一作、あるいは山田と妻のみつ子、お互いに感情をぶつけ合いながらも一方通行で分かり合えないのがもどかしい。じっくり読むと矛盾点とかなんで?おかしい?って思うところもあるんだけど、勢いで読ませてくれる。
今月は北條民雄推しで三作品。ユーモラスな場面もあるんだけど、癩病という当時の不治の病を扱っているので陰惨で読んでてちょっとしんどかった。
コメント