青空文庫に放浪記をアップロードしました。
放浪記で芙美子さんが書いていた尾道を舞台にした自伝的な小説。書くのにずいぶん苦労したらしい。
風琴と魚の町少しはかどる。
小説と云うものはどんな風に書くものかは知らない。只、だらだらと愚にもつかぬ事をノートに書きながら自分で泣いているのだからいやらしくなって来る。蚊が多いので夜は一切書けない。第一、小説と云うものを書く感情は存在していないのだ。すぐ詩のようなうたいかたになってしまう。物事を解剖してゆく力がない。愍むがよい。只、それきりだ。観察が甘く、まるで童話的だ。(放浪記)
android の google chrome にいつの間にか読み上げるなんて機能がついていて、ちょっと試しに読み上げさせるのに便利になった。
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