トニオ・クレエゲル

青空文庫にトニオ・クレーゲルをアップロードしました。

初めて読んだ時にはデンマーク旅行中のトニオの前に偶然かつての友人たちが現れたものと思ってたけど、よく読むと本人ではなく印象の似ている同じタイプの人たちということが分かる。トニオ自身が彼らを兄妹らしいと当たりをつけてるし、転んだ女性を助け起こしたときにデンマーク語でお礼をいわれてることからも推察できる。

作中のフランス語とデンマーク語は和仏しらべとかgoogle翻訳とかで調べてそれっぽいカタカナ表記にしてみました。

また「拱廊」、「卓布」は普通ならそれぞれ「きょうろう」、「たくふ」と読ませるところですが、字面を追わずに耳から聴いた場合の分かりやすさを考えて「アーケード」、「テーブルクロス」と読ませるようにしてみました。

コメント